【今年は緋扇貝の稚貝を入手する事が出来ました】
舞鶴は吉田の筏において、
数年前より緋扇貝の稚貝を入手する事が可能となりました。
牡蠣の様に販売目的では無く、
個人的に食べる目的で育成する事にしています。
緋扇貝は網カゴ単位の配布となっています。
少ない様に見えますが、
カゴの中には100個の緋扇貝が重なっています。
既に貝の根本より足(ヒゲのようなモノ)が出て、
網や貝同士がつながっています。
手で引きちぎったりすれば足を貝の内部よりキズ付ける事になり、
貝が弱り死亡する事もあります。
ハサミやナイフで丁寧に切り離してやります。
口はパクパクと動きます。
水に弱くて大雨が降って塩分濃度が下がると良く死亡するそうです。
栄養(植物プランクトン)が多くあるのは水面近くの方であり、
発育の事を考えると牡蠣同様に海面下より3m程度がベストです。
ですが、
これから梅雨で大雨の事を考えると4mか5m程度となります。
季節を見ながら吊る水深を上下しており、
緋扇貝は海面下約3m~5m程度の水深で育成しています。
筏で育成している岩牡蠣は3年間育てます。
良く岩牡蠣の間に緋扇貝を見つける事があります。
筏に吊している緋扇貝より産卵して自然と育っている様です。
丁寧に取って網カゴの中に移して育てています。
稚貝の緋扇貝100個は、
大きく育つように20個単位に分け5枚の網に分配しました。
現在の大きさは約3cm程度の大きさです。
初夏の頃より育成して冬場には食べれるサイズになります。
ですが、
元気に育つのは70個から80個程度だと思います。
夏過ぎには網カゴを掃除しないと
網全体にゴミが付着しており栄養分が届きません。
自宅で食べるのが半分で、
友人や親戚の方に食べて頂こうと思っています。