舞鶴は吉田の筏で魚釣りで「伝馬船」と一致するもの


【両親が使用している伝馬船のメンテナンスをしました】


毎年の事ですが、

12月の中旬頃から真牡蠣の出荷が開始されます。

今年の解禁日は12月15日(木)です。


両親はのんびり進めますので、

12月の末頃から本格的な作業を開始します。


初回は、

真牡蠣の様子を見に行く程度で、

伝馬船を使用するのは年明けからだと思います。


12月の初旬でしたが、

休日に天候も良かったので船底塗料を塗りました。


メンディングテープを使用して塗装部分に区切りを付けました。


2011年12月4日(日)メンディングテープを使用して塗装部分に区切りを付けました

失敗しない為には、

テープの下に新聞紙でも重ねるのがベストです。


飛散したペンキが付かない様にするのが良いのですが、

他人の船では無いので多少の事は気にしません。


このまま塗装する事にしました。


伝馬船に塗る船底塗料は漁協で購入しました。


2011年12月4日(日)伝馬船に塗る船底塗料は漁協で購入しました

一缶の塗料は2kg入りです。

丁度この船の底を塗るのに1kgを使用します。


残りは次回に残しておきますが、

しっかり密閉しておかないと固まり使用出来なくなります。


塗装色も好みで、

ブルー、レッド、ブラックとありますが、

お気に入りはブルーです。


マリーナで塗装して頂きました「たかし丸」の色はブラックでしたが、

あまり持ちが良くありません。

次回からブルーで依頼する予定です。


この日は、

虫も付着する事無く船底塗料を塗る事が出来ました。


2011年12月4日(日)虫も付着する事無く船底塗料を塗る事が出来ました

いつもならば・・・

塗料のニオイに寄って来るのか、

小さな虫が飛散してゴマつぶの斑点になる事もありました。


乾燥させます!


塗装してから1週間が経過しました。


メンディングテープを剥がすと塗装の区切りが良くわかります。


2011年12月4日(日)メンディングテープを剥がすと塗装の区切りが良くわかります

これで完了です。

後は船を反転させる必要があります。


さすがに・・・

船を元に戻すには一人では困難です。


ファイバー船なら軽いのですが、

全て木造で且つFRPの補強も入っており重量があります。


船を元の状態に戻すため、

両親にも依頼して大人3名でゆっくりと返しました。


2011年12月4日(日)両親にも依頼して大人3名でゆっくりと返しました

メンテナンス完了です。

これで何時でも使用出来ます。


フジツボ等も真牡蠣の季節で、

冬から春頃にだけ使用する分にはほとんど付着しません。


一番付着するのは、

海水温が高い、夏から秋にかけての期間です。


初夏の季節に出荷する岩牡蠣の時期に係留していますので、

やはり2年に1度は塗装する必要があります。


両親が元気な内は現役で使用する伝馬船です。

最後に・・・

船外機を取り付けて、出船準備に取りかかります。

【両親が使用している伝馬船のメンテナンスをしました】


海に出向く船ですが、

現在の様なFRP船では無く伝馬船と言う木造船があります。


両親は・・・

船底が平らなので安定性が良く、

使いなれた伝馬船の方が操作しやすいとの事です。


当方が幼い頃は、

もう少し形状の異なった大型の伝馬船でした。


全てが手作りの木造船ですが、

最近は船底にFRPを貼り、耐久性を上げています。


本当は毎年、船の底を掃除して船底塗料を塗るのがベストですが、

最近は2年に一回のメンテナンスにしています。


2011年11月20日(日)最近は2年に一回のメンテナンスにしています


渡船の様に毎日船を動かせば、

これ程多くは付着しないと思います。


何もしない時には2週間、3週間と係留した状態が続きますので

見事にこの様な状態になります。


今年はフジツボとコケが船底一面に付着しています。


2011年11月20日(日)今年はフジツボとコケが船底一面に付着しています


その年により付着する物体が変わります。

前回はムール貝が一面に付着していました。


メンテナンスからすれば、

今年の様なフジツボの方が作業的には大変です。

結構力を入れないと剥がれません。


ハツリを使用してフジツボを剥がしています。


2011年11月20日(日)ハツリを使用してフジツボを剥がしています


ひたすら、

フジツボを剥がす作業のみです。


船を陸に揚げた時期は夏過ぎでした。

フジツボもカラカラに乾いた状態ですから臭くはありません。


最後に水を流して綺麗にしました。


2011年11月20日(日)最後に水を流して綺麗にしました


これで、

船底塗料を塗れる前作業が完了しました。


以前の参考ですが、

船底一面にムール貝が付着した状態の画像です。


2011年11月20日(日)船底一面にムール貝が付着した状態の画像です


まぁ・・・

ボリュームもあり、

船を引き上げるのに重たかった記憶があります。


最近は日曜日毎に雨が降っています。

塗料は乾燥した日に塗りたいので、

雨の降らない休みの日が良く12月になりそうです。


次回に続く・・・予定。

【たかし丸を係留しているウキの掃除はフジツボとの戦いです】


和船のたかし丸は

カキ工場の入り江に係留しています。


2011年4月30日(土)和船のたかし丸はカキ工場の入り江に係留しています


船はウキを浮かしてロープで係留していますが、

年に2回はウキとロープを掃除をしないとフジツボやゴミが付着します。


何もしないで浮かせておけば、

ウキの機能が低下して海面近くまで沈みます。


季節により、

フジツボが多い時とゴミが多い時があります。


今回はフジツボが少なくゴミが多く付着していました。

2011年4月30日(土)今回はフジツボが少なくゴミが多く付着していました


舞鶴では海水面の水位差は約50~60cm程度あります。

冬場に船に乗ると、

船首が海底に付く時もあります。


ウキを2個取り付け、

ウキとウキの間にオモリを入れて、水位差の調整をしています。


オモリは海底近くにありますので、

ロープやオモリには牡蠣が付着していました。


2011年4月30日(土)ロープやオモリには牡蠣が付着していました


ロープに細かなフジツボが付着すれば、

ロープ自体が棒の様な感じに堅くなる事さえあります。


船頭さんの様に、

毎日船を動かせば付着も少ないのでしょうが、

特に夏場にかけては容赦ありません。


船の底には船底塗料を塗っていますが、

船底塗料を塗らない伝馬船は底一面にフジツボが付きます。


フジツボ・・・厄介モノです。

 

追記釣果情報

釣り客の方が釣られました。

今年の2月中旬頃にチヌ狙いでチヌ針に食いついた25.5cmのキスです。


2011年4月30日(土)今年の2月中旬頃にチヌ狙いでチヌ針に食いついた25.5cmのキスです


掲載しようとすっかり忘れていました。

サイズが25.5cmもあり

手に持った時には胴まわりも太かった記憶があります。


吉田の湾内ではサイズ的には大型だと思います。

【船小屋へ伝馬船の様子を見に来た時に海面が騒がしい】


師走に入り、

そろそろ養殖している真牡蠣の出荷が始まりました。


船小屋に出向き、

両親が使用する伝馬船に船外機を取り付ける必要があります。


その時、

「バシャ」との音で海を見回せば、

目の前で音と共に海面に大きな波紋が発生しています。


目の前で音と共に海面に大きな波紋が発生しています

 


丁度カメラを持っていましたので、撮影しました。


周辺から「ブクブク」と泡も出てきます。


しばらく気になり様子を見ていると、

今度は、

何かツノの様なモノが海面より出てきました。


何かツノの様なモノが海面より出てきました

 


少し緊張しました。

海の中に大きな何かがいる?

珍獣?そんな訳無い!大型サイズの魚?


その瞬間!

「ブファー」と言う音と共に姿を現したのは、

真っ黒なウエットスーツを着た潜水夫の方でした。


真っ黒なウエットスーツを着た潜水夫の方でした

 


何の用事でこの辺りを潜っているのか?

あちら、こちらと回遊しながら幾度か潜られています。


この時期、

潜り方や、この辺りにいる魚介類から考えれば、

たぶん「ナマコ」を採っておれる様です。


たぶん「ナマコ」を採っておれる様です

 


この時期の水温は何度?

ウエットスーツを着込んでも大変寒いと思います。

見ているこちらも寒くなって来ました。


奥を見渡せば漁船が一艘、浮かんでいました。

湾岸に沿い潜水されて来た様です。


既に、雪も降る季節です。

海の上で行う真牡蠣の掃除も大変寒く、体にはキツイです。


ですが、

潜水夫の方は、もっと大変ですね。ご苦労様です。

お体に気を付けてガンバッテ下さい。

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制作者の紹介

たかた たかし
株式会社スターシップ
代表 高田 隆至
住所 京都府舞鶴市字吉田210
電話 0773-76-3596
FAX  0773-76-3597
Mail  takata@starship.co.jp
趣味 手作りに関することが
    大好きで、下手ですが
    釣りも少々。

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