【真牡蠣を養殖する筏の製作でフロートの数を調整します】
舞鶴は吉田の湾内に浮かべている筏があります。
今年の春には破棄する予定ですが、
真牡蠣用に両親が元気な頃に製作した竹の筏です。
昨年は少し補強と修理を実施しました。
ですが・・・
確か5年~6年前に製作した筏です。
主要部に朽ちれや割れが発生した事により交換する事にしました。
破棄する筏は竹ですが、
最近組んでいる養殖筏は間伐材のヒノキを使用しています。
今回の筏も前回と同様、
青井牡蠣組合長の大下さんに製作を依頼する事にしました。
昨年の夏過ぎには予定を入れ、
製作に必要な数のヒノキ材は2011年の12月に入手済みです。
組む前の2月下旬か3月初旬にはクレオソートを塗りたかったのですが、
今年の大雪と週末毎の雨が続き、遅れてしまいました。
クレオソートで耐用年数がどれだけ変わるのかは不明です。
ですが、気持ちの問題で、
前回も塗ったので、今回も塗ろう。との判断です。
今回は当方分も含め3基の筏を組まれます。
前回製作して頂いた筏は、
岩牡蠣用にも使用出来る目的でフロートを11個配置しました。
今回製作する筏も岩牡蠣用にも兼用に考えますが、
真牡蠣は1年毎の養殖ですから筏全体が少し沈んだ方が使い勝手が良いので、
フロートの数を8個~10個と数を減らす事にしました。
このフロート1個の数が非常に微妙で判断を悩む所です。
筏の位置は陸側、沖側、島側と各筏の間隔は50mも離れていませんが、
出来具合やゴミ等の付着状態も全然変わります。
この出来具合により、
1本のロープに掛かる重量が5kgも変わります。
単純に100本のロープだと500kgとなりフロート約2個分に相当します。
海中における海水や河川の流れ込みの加減だと思いますが、
その年の気候や河川より流れ込むプランクトンが影響しているとの事です。
今回交換する筏の場所は、
ここ数年は真牡蠣の出来具合が一番良く重量も増える事から
フロートの数を10個に決定しました。
逆に前回製作して頂いた筏も少し数は減るが出来は良い。但し、フジツボが多く付く。
との条件からフロートの数を11個からを1個減らし10個にする予定です。
本当は筏毎に吊すロープの本数を調整すれば済む事です。
ですが、出来の良い場所の筏にはロープの本数が多くなるのが当然ですから、
やはりフロートの数を調整する必要があります。
筏は海に浮かべて養殖を開始するまでは計算値だけの判断です。
実際は1~2年を通してベストな状態にする事になります。