【真牡蠣で使用していた筏を岩牡蠣用にフロートの追加と修理です】
吉田の筏には冬場に出荷する真牡蠣と、
夏場に向けて出荷する岩牡蠣の筏があります。
現在出荷中の岩牡蠣を育成している筏です。
この筏に取り付けているフロートは11個です。
岩牡蠣の発育や付きが良くて、
前年以上に数が多くなっています。
吊しているロープの本数は約100本強ですが、
重くて筏の中央付近が海面近くまで沈んでいます。
普段沈んでもフロートの7割程度ですが、
今回は中央のフロートが全て海の中まで沈んでいます。
次に岩牡蠣を育成予定にしている筏を、
海岸の作業場所へフロートの追加と修理を兼ねて曳航しました。
岩牡蠣は、
種を吊してから出荷出来るまで3年間育成します。
今回修理する筏は、
父親が6年ほど前に組んだ真牡蠣用の筏です。
丸太の末口でも6~8cmある木ですから、
丈夫なので重くなる岩牡蠣用に使う事にしました。
筏は真牡蠣用に10個のフロートで浮かしていましたが、
丈夫なので湾曲はしなくても全体的に海面近くまで沈みそうです。
筏の中央に丸太を追加してフロートを3個増やす事にしました。
筏の中央にフロートを配置する方法を悩んでいましたが、
岩牡蠣部会の組合長でもある大下氏に良きアドバイスを頂きました。
ロープ1本で、
簡単に設置する事を教えて頂きました。
良きアドバイスありがとうごいざいました。
せっかくですから、
古くなったフロートのカバーも交換する事にしました。
カバーは、
直射日光や雨風の影響で薄くなり、場所によっては破損しています。
毎年1回はフロートの掃除を実施しますが、
今回は交換しますので、1基分の作業が減りました。
追加3個のフロートも配置され筏が海面から高くなりました。
気持ち良く海面から浮いています。
フロート1個の浮力は270kgです。
中央に3個配置し、
左右に各5個づつ配置していますので、
合計13個となり全体的には3,510kgの浮力となります。
筏の修理が完了しましたので基の位置まで曳航しています。
フロートにゴミがありませんので、
気持ち良くスムーズに曳航する事が出来ました。
海の上を滑らせている様な感覚でした。
筏は基の位置に配置し係留ロープでしっかりと縛りました。
フロートのカバーも、
新品に交換しましたので、この先丸5年は大丈夫だと思います。
筏の丸太もまだまだ丈夫ですから、
メンテナンスさえ定期的に実施すれば長く使用出来ます。
フロートの交換方法も教えて頂きましたので、
カバーの交換程度ならば、
陸に曳航しなくても簡単に出来そうです。
先々でも・・・
太くて良い丸太は中々出回りませんが、
入手出来れば、一度、丈夫な筏を組みたいと思っています。