【牡蠣を揚げる手作りの簡易ウィンチで時間と労力の短縮を計ろうと思います】
舞鶴は吉田の筏では、
真牡蠣や岩牡蠣の養殖をしています。
冬場の時期は真牡蠣の出荷が最盛期となります。
牡蠣の掃除を筏の上で行っていますので、
餌を撒いているのと同じ状態ですから、チヌも寄って来ます。
今年は昨年と比べて釣果は上がっていません。
水温の影響なのか何かは船頭の方も理解出来ないそうです。
真牡蠣ですが、
最近までは手でロープを引き揚げ、
牡蠣を割る金槌(かなずち)で牡蠣のかたまりを砕いていました。
今回より中古ですが、
牡蠣を引き揚げるウィンチを使って見ました。
一基の筏に、
約100本から120本のロープで牡蠣が吊してあります。
毎年12月から1月頃は、
まだ牡蠣の殻も小さく重量は手で十分引き揚げる事が可能ですが、
2月から3月になると軽い頃より約1.5倍の重量になって来ます。
手で引き揚げると腰が痛くなります。
未完成の巻き上げ機は、
ウィンチのハンドルを回す空間が必要です。
初回は、
ハンドル部分の下に木材を置きましたので、
牡蠣が中央で、てんこ盛りになってしまいました。
回避する為に、
簡易的にコンテナケースで高さを調節しました。
程良い高さですから、
牡蠣のロープをウィンチで巻きながら揚げる事が出来、
揚げると同時に牡蠣のかたまりを砕きます。
この機械により、
牡蠣の巻き揚げと、牡蠣の分離が同時に出来ます。
さらにロープの掃除も出来ますので一石三鳥ですかね?
牡蠣の掃除をしていると、
何故かこの日は鳥が近場まで寄って来ました。
ムール貝や小さい牡蠣を砕いてやると、
昼過ぎから夕方まで喜んで食べていました。
何時もならば釣り客の方が、
掃除している横に来られてチヌを釣られます。
今日は珍しく、
他の筏の上には数名の方しか見かけませんでした。
牡蠣の巻き上げ機械ですが、
真牡蠣と岩牡蠣にも使用出来れば!と考えています。
改良点や修正部分は使用した感覚で結構あります。
今後、時間はかかりますが、
基本ベースを変えずに色々と改良して満足の行く機械に仕上げる予定です。
お金を掛けて作れば簡単なのかも知れませんが、
費用は最小限で、知恵を絞り、自宅にある道具を使用しながらコツコツと、
使いやすい補助具等も手作りして行こうと考えています。