【吉田地区のカキ餌に関して】
冬場に三重等で
チヌをカキの餌で釣られた方は
多くおられると思います。
ここ吉田のカキ餌の釣り方は
さらに独特です。
たかし丸では筏で育成しているカキを
丸々ロープ1本を海より引き揚げて
お渡ししております。
ここ吉田地区のみ
釣り客様がご自身で
カキ殻の分離や掃除をして頂きます。
・カキ単体でのエサ販売はしておりません。
よって、
汚れても良いカッパ等の服装でお越し下さい。
カキの掃除等に必要な道具類です。
左から、
・水産用の手袋
(軍手でも大丈夫です)
・金槌
(カキ殻の分離用に反対側を削り加工してます)
・小型のナタ
(一般にはあまり市販されていません)
・オイスターナイフ
ご自宅にある品で
代用出来るモノはご使用下さい。
筏から
ロープで吊したカキを引き揚げてお渡しします。
引き揚げたカキは
コレクター(ホタテの殻)に張り付いています。
この画像では
コレクターが7枚付いています。
・年により11枚付けもございます。
金槌を使用して
コレクター部を軽くたたき
カキ殻を外して下さい。
この分離の時に
ゴミが飛び散りヨゴレます。
外れたカキ殻を
小型のナタを使用してゴミ類を掃除して下さい。
カキ殻は面倒でも
ある程度は掃除をして下さい。
掃除が終わると、
おおまかに小型、中型、大型のカキ殻と
マキ餌として使用するゴミ類に分別出来ます。
・カキ殻は撮影用で数等は異なります。
ロープに取り付けてあった
コレクターも外して、
細かく砕いてマキ餌にして下さい。
ロープは翌年も
繰り返し使用しますので、ご返却下さい。
ここからチヌ釣りになります。
よって、
皆様の手法も多少異なると思います。
マキ餌は好みもございます。
その年のチヌの様子でも変わりますので、
定期的にパラ、パラと撒かれる方や
ゴールデンタイムの前に半分以上撒かれる方と
その年の傾向を見ながらご判断下さい。
カキ餌の剥き方ですが、
大きくは2種類ございます。
小型のナタを使用して
カキの殻を半分弱剥く方法です。
カキの殻をコン、コン、コンと
切れ目を入れて殻を外します。
針はカキの裏側より掛けます。
エサ取りが多い場合に
比較的効果があると思います。
オイスターナイフを使用して
カキの殻を剥く方法です。
オイスターナイフを
カキの殻に入れて貝柱を切ると
片方の殻が外れます。
カキ殻の窪んだ方を下にして持ち、
ナイフが入っている殻部の上下に
貝柱があります。
ここでは
カキ殻の窪んだ方の貝柱を切っています。
釣り方によっては
写真とは逆側の貝柱を切り
窪んだ殻を残して使用する事もございます。
針はカキの貝柱に付けます。
エサ取りが少ない場合に
比較的効果があると思います。
概要はお伝えしましたが、
エサの撒き方や針の刺し方等は
皆様独特の手法をお持ちの様なので
詳しくは控えさせて頂きます。
小型のナタもオイスターナイフ共に
鋭利な刃物なので使用には十分にご注意下さい。
追記
貝毒検査に合格し、
漁協に出荷しているカキです。
残った場合には、
とても美味しいので
お土産として
持ち帰って食べて下さいね。